■音■
ブルーなにぃ君 我が家の黒猫三匹娘やにぃにぃ君はその感
情や要求に対応して様々な鳴き方を駆使し
僕へと伝えようと日々努力している。しか
し綾音は元々の怪我や栄養失調の影響で普
通の鳴き方ができない猫である。ここ一年
でやっと『あ゙』から『あ゙ー』へと進化し
たところだ。
そんな彼女の真意を鳴き方だけで紐解くの
は非常に困難なのである。それには彼女の
鳴く頻度や時間帯、鳴いている場所や前後
の状況などを加味して推察するしか他に手
が無い。しかし長く付き合っていれば多少
の機微も見逃さなくなるもので、最近では
彼女のちょっとした立ち振る舞いだけで意
思の疎通ができるようになってきた。この
ままいけば彼女が鳴く前にサッとおやつを
用意したり、抱き上げて撫でたりする日も
そう遠くはなさそうだ。 -*- それはねーよ。(自己批判的つっこみ) |